驚きの薄さ。 う〜ん、物足りない。 もう少し刺激的な内容が良いです。 セロンにもイマイチ魅力を感じないし。 ヴィル＞トレイズ＞セロンと徐々に魅力的でなくなって来ているような気がする。 飽きてきているだけかな？

乙一作品のタイトルネタとか、なかなか良いところをついてくる。 半分くらいのネタは分からず、気付かずなんだろうな。 凍りのくじらネタ（SF）は吹いた。 まさか、ここで出会うとは。 いや、元祖藤子・F・不二雄ネタなのか？ 二代目みーくんは「あい」とい…

いつになくややこしい。 そもそも過去の作品での登場人物をほとんど覚えていない。 大鷹とか全然……。 ややこしいけれど、妖怪云々の話がほとんどないから比較的読みやすいかも。 中盤読んでると眠気に襲われて、なかなか読み進められなかったけれど。

前半、実乃梨や泰子の口語が破綻していて読みにくかったけれど、後半は締めてくれた感じ。 この後も楽しみだ。 誤字が気付いただけでも二カ所あったので、後の版では直っているといいなぁ。 今回のヤス氏の絵は、鼻が鼻水にしか見えなくて、鼻水を垂らしてい…

文庫では出ないと思ってたんだけどなぁ。 図書館戦争効果でしょうか、そうですか。

著者の「ぐるりのこと」に書かれていたことと地続きになった考え方を感じる内容だった。 副読本に近いものがあるよう。 著者の作品には、何かに対する誠実さというものが感じられる。 対象が、作品なのか、読者なのか、もっと大きな人という括りなのか、はっ…

書店員が遭遇するミステリ。 後味が良く、心安らぐ作品たちが納められています。 収録作品の「標野にて 君が袖振る」で、額田王がうたった「あかねさす 紫野行き 標野行き 野守は見ずや 君が袖振る」という和歌が出てくる。 今日は梨木香歩「丹生都比売」も…

きっと叙述トリックが含まれているはずだと思って読んでいたのだけれど、そこだったか〜。 犯人は予想の範囲内だったけれど、推理とかそういうのは無理。 「ぼくのメジャースプーン」でも感じたけれど、ラストが好きだ。 幼年期の虐待というイメージから、天…

良作。 「馬鹿ですね。責任を感じるから、自分のためにその人間が必要だから、その人が悲しいことが嫌だから。そうやって、『自分のため』の気持ちで結びつき、相手に執着する。その気持ちを、人はそれでも愛と呼ぶんです」