辻村深月「名前探しの放課後」

ネタばれ注意。


「ぼくのメジャースプーン」の二人が登場。
これまでの作品ではなかったほど、過去の作品のキャラクタが物語に関わっていた。
ぼくは長尾秀人で、フミちゃんは椿史緒という名前みたい。
椿と呼ばれているけれど、なんかフミちゃんぽいなぁというのは感じていた。
ペンケースに大きめのキーホルダーを付けていたり、ウサギのシールを貼ったりするところで、ほぼ確信できた。
松永郁也も芦沢理帆子も多恵も登場。
最初の違和感は、何故坂崎あすなに相談したのか、またクラスメートが自殺したという話だったのに、別のクラスの河野基がその人だというところも気になっていた。
ところどころに怪しい記述は散りばめられていて、結局あすなが自殺した本人なのだということ。
辻村深月は外れがない、素晴らしい。
とりあえず既刊は読み終わったようなので、新刊のチェックをしなければ。
読み終わった本も折を見て購入しよう。