TestLink を使ってみた

一人だけで使っているのでありがたみは少ない。
システム作りは、ベンダーと一緒に概要設計まで作って、詳細設計・実装はお任せ。
ベンダーから上がってくるシステムの受け入れテストに TestLink を使ってみた。

テストケース

基本的にシナリオテスト的なものをやっているつもりだけど、なんだか違うような気もしている。
ベンダーのテストをそれほどは信じていないので結合テスト相当のこともやったりする。
トップテストスイートに、要件、個別、シナリオテストを作って、その下にもう一つテストスイートを作成。そこにテストケースを作成。
テストケース数は 500 強。
テストケースのバージョン管理は使わず。同じバージョンを直接直した。
テストケースの優先度も特に決めなかった。
要件は使わなかった。

テスト計画

受け入れテストの一つだけ作成。

ビルド

リリースのたびに新しく作った。とりあえず、β1、β2、β3、最終リリースと出てきた後は、QA 対応のために週次でリリースしてもらったので、そのたびに作成。

テスト実行

Trac と連携させてみたので、テストに失敗したらチケットを作成して〜とやってみたけれど、Trac は運用しているとは言えない状態だったので意味なし。
最終リリースまでは、実装済みの範囲に対してテストを実施。リリースにテストが追いつかなかったので、このリリースではここまでの範囲をテストするということも決めなかった。決めないとまずかったかな?
テストが失敗したところは、修正されたリリースで再テストだけはしているけれど、テストを一通りこなすだけで一杯一杯。回帰テストはできていない。
テスト実行の画面で、最新のテスト結果が失敗だったテストの一覧が出せなかったような気がする。フィルタの設定がおかしかったのかな。仕方なく結果の画面で最新のテスト結果が失敗になっているものを表示して、それを横目にテスト実行していた。

感想

どのリリースで、どのテストを実行して、どのリリースで修正を確認したという情報を記録するのは Excel だと面倒だったけれど、TestLink だと簡単だなぁ。
ブロックの使い方がよく分かっていなくて、他のテストができなくなるようなテストケースにブロックを付けていた(本来なら失敗とするところを)。失敗は失敗として記録して、テストできない(しても失敗になる)ものをブロックにするのね。
リリースでテストする範囲を規定していないとブロックはあんまり意味ないかも。というか、範囲を規定していないのがいかんのか。
TestLink の使い方をまだ理解できていないところがあるような気がする。
バージョンは当初 All In One TestLink JP の 1.7.4 をインストールして、後に 1.8.1 へバージョンアップ。TestLink 設定メモ@プログラムの思索をちゃんと読んでいれば 1.7.4 のままにしていただろうなぁ。TestLinkCnvMacro も使えるし。