伊坂幸太郎「砂漠」
サン=テグジュペリ「人間の土地」の引用が随所にあったけれど、以前読んだにもかかわらず、ほとんど覚えてなかった。
鳩麦さんが言っていたように、小説としてはあまり面白いとは思わなかったけれど、もう一度読み返してみようかな。
というか、この「人間の土地」は、一度だけ食事をした女の子に返さないといけないんだけど、どうしよう……。
すでに八ヶ月ほど連絡を取っていないので、非常に声を掛けづらい。
んで、「砂漠」の内容に関しては、笑いばかりではないけれど、笑って楽しめた。
実在には存在しない記号としてとらえやすい伊坂幸太郎的キャラクタを楽しんだり、「そんなことはまるでない」は、やっぱり最後にそう使うか〜とにやりとしたり。
あと、友達っていいなぁとか。
陳腐な感想ですいません。
「大学に何をしに行くんだ」と聞かれたときに、「友達を作りに」という答えはなかなか冴えているんじゃないかと思いついた。
だけど、そんなことを思いついてる自分は駄目な奴なんだろうとも思った。
モラトリアム万歳(イミフ)。